宝塚歌劇団に所属する25歳の女優が9月30日マンションの敷地内で亡くなった後、文春砲が「女優はいじめを受けていた」と報じました。いじめた当事者として宙組トップスターの芹香斗亜さんの名前もあがっていました。
芹香斗亜さんがどの程度いじめに加担していたのか?定かではありませんが、彼女もいじめの加害者のみならず被害者ではないのか?と思い独自の観点で調べてみました。
芹香斗亜(せいか とあ)さんプロフィール
誕生日:1990年1月20日(33歳)
本名:山沖彩也花
出身地:兵庫県神戸市
出身校:神戸海星女子学院中学校
身長:173cm
初舞台:2007年3月「シークレットハンター」
愛称:キキ
芹香斗亜さんは2007年に宝塚歌劇団に入団後、星組から花組へ組替えがあり花組では2番手まで昇格しました。その後2017年に宙組に組替えして、2023年6月に「宙組男役トップスター」に就任しました。
宝塚歌劇団には93期として入団しましたが、現在在籍しているのは彩風咲奈さん(雪組)と芹香斗亜さんの二人だけです。
芹香斗亜と亡くなった劇団員に何があった?
週刊文春は、「亡くなった劇団員Aさんに対4人の上級生が怒鳴ったり詰め寄っていた」と報じていました。その4人とは宙組組長の松風輝(あきら)さん、芹香斗亜さん、花菱りずさん、優希しおんさんでした。
芹香斗亜さんの発言として「あんたが、下級生をまとめないでどうするんだ」「下級生の不手際はすべてお前の責任だ」「文春なんてどうでもいい、言いたいことをいわせてもらう(幹部部屋にて)」等記載されていました。
実際に芹香さんがこの通り発言したかどうかわかりません。上級生から稽古時に「あんた」とか「お前の責任だ」といわれたらショックですよね。組の先輩でトップスターから「お前の責任だ」と断じられたら何も言えないし目の前真っ暗です。
また今年2月のヘアアイロンの件が文春に報じられた後、Aさんは幹部から詰められ芹香さんから「なんであんたが泣いてんの?」と罵声をあびせられたとも報じられています。
この言葉を本当に芹香さんがかけたのか?またこの通りの表現だったのかは定かではありません。残酷でキツイ言葉ですが、私はこの言葉を発した人(芹香さん)も気持ちの余裕がなく、追い詰められているように思いました。
何か芹香さんもそう言わないと、先輩たちの矛先が自分に向かうから仕方なしに言ったようにも思われます。
芹香斗亜は歴代組長にいじめられていた?
亡くなった劇団員Aさんは宙組の組長の松風輝さんからも厳しい叱責を受けていたと文春は報じています。新人公演の通し稽古の時に「マインドが足りない、マインドが無いのか」と顔を近づけて罵られたとか。
この言葉自体は芹香さんが発したとされる言葉に比べると棘は少なく感じます。ただ顔を近づけられて大声で言われたら恐ろしいですね。
また2月のヘアアイロンの件で、Aさんは寿つかささん(当時の組長),真風涼帆さん(当時のトップスター)、松風輝さん、芹香斗亜さんから代わる代わる罵られたと報じられています。
この図式を見ると、宝塚歌劇団の組の中でトップスターといえど組長や、先輩の組長やトップスターには口答えできない、逆らえないことが伺えます。
芹香さんの本心は別として、先輩たちが劇団員を指導・叱責しているときは口出しできない、それを積極的にフォローしなければいけない不文律があるのでは?と感じました。ある意味芹香さんも「組長や先輩たち」には逆らえず、彼らからいじめられていたとは考えられないでしょうか?
芹香斗亜は宙組でのジレンマに苦しんでいた?
宙組は1998年創設の宝塚歌劇団で一番新しい組です。設立以来長身の男役が多く、コーラスやアンサンブルに対する評価は高いようです。これまで他の4組からスターが組替えして宙組所属になり、トップスターになる傾向がありました。
一部のファンの間で呟かれているのが「トップと組子の間が分断しているように感じる。」「宙組全体が下級生の面倒を見ようという気持ちがあるのか?ないのか?」ということです。
そうすると「宙組での若手の育成はどのように行われているのか?」が気になります。さらに「宙組の上層部(組長やトップスター等)が積極的に下級生の面倒をみよう」という意識が共有されていたのか?も疑問として残ります。
芹香斗亜さんは2017年に花組から宙組に組替えで移りました。自身がトップスターを目指しながらの若手指導は大変だったと思います。
実際宙組の先輩たちの指導スタイルはある種確率されていたと思われます。そのスタイルに意見を言ったりすることは憚られていたのかもしれません。
「宙組内での風通しはよかったのか?」とても気になります。
芹香斗亜は会社(宝塚歌劇団)にいじめられていた?
2月のヘアアイロンの件が報じられたとき、最初劇団は「全くの事実無根」と話していたのが、後日その事実を認め「アイロンが教えていた側に誤って当たったと聞いている。故意ではなかった」に変わりました。
簡単に前言を180度翻していてどうも釈然としません。
A子さんの事件から2週間が経過しましたが、これといった具体的な会見は行われていません。
週刊文春は芹香さんはじめ4名のいじめ報道をしましたが、それに対する声明も出していません。もし4人の件が事実無根ならば彼らを守る姿勢をしっかりアピールしてほしいと思います。
どうもモヤモヤした気持ちが晴れませんし、宝塚劇団は風通しが良くないように思います。芹香斗亜さんも宝塚劇団からいるいろプレッシャーを受けているのでは?と感じています。
まとめ
この記事では「9月末に亡くなった劇団員Aさんをいじめていた」と実名報道された芹香斗亜さんに関して、実は彼女自身も「先輩や宙組、宝塚劇団から無言のプレッシャーを受け被害者であったのでは?」と考え考察してみました。
事件の早期解決と宙組の再生、劇団員Aさんのご冥福を心からお祈りします。
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