7月25日に井上尚弥選手がWBC・WBO世界Sバンタム級タイトルマッチでチャンピオンのスティーブン・フルトン選手(米国)に挑戦します。
日本のみならず世界も注目する一戦ですが、「前座試合が多いから、井上VSフルトン戦が始まるのは何時から?」が気になります。この記事では井上選手の直近3試合のケースを振り返りながら、7/25決戦の開始時間を予想いたします。
【ボクシングの時間での注意点】
①1ラウンドは3分②ラウンドとラウンドの間に1分間の休憩があること。③通常試合が終わると次の試合はすぐに始まることになっていること。
【7/25当日、試合以外に試合開始が遅れそうな要因】
①セミファイナル第8試合の世界戦で国家斉唱が実施されること(ロベイシ・ラミレスのキューバ国歌と君が代)で約4~5分、メイン第九試合フルトンのアメリカ国歌と君が代)で4~5分
②全9試合と長丁場、さらにダブル世界タイトル戦なのでメインイベント前にハーフタイムショーが実施される可能性があります。(4/16のダブル世界タイトル戦では歌手のASKAさんが登場して3曲熱唱しました。)想定時間5分~10分
【試合開始時間に関する最新情報】
・第一試合の開始時間は14時40分と発表されました。第一試合は15時頃から開始されるのでは?と予想します。(有明アリーナからの発表は15時となっていました。)
・leminoの動画は第四試合ライト級8回戦<今永虎雅VSヘビ・マラプ選手>から配信すると発表しています。
・7/11(火)にleminoに「試合当日の配信スケジュール(何時ごろから配信するのか?見逃し配信」に関して質問しました。leminoからの回答は「現時点で配信のタイミングや時刻、見逃し配信スケジュールなど詳細な情報は決まっておりません。」との回答でした。
・7/11(火)、スティーブン・フルトン選手が来日しました。
・【有力情報】7/19(木)leminoのトップページに「16:00 配信開始」と出ていました。leminoの配信は第四試合からです。第四試合から第七試合(4試合)は全て8回戦です。4試合全て判定決着としても1試合31分(試合時間24分+休憩7分)×4試合で124分かかります。
第八試合(世界バンタム級戦)が12回戦で判定決着でも47分(試合時間36分+休憩11分)で合計171分でほぼ3時間(180分)経過となります。よって第九試合フルトンVS井上戦の前に休憩タイムやハーフタイムショーがあっても、井上戦は19時から19時30分スタートが予想されます。
・7/21(金)にleminoに問合せしたところ、7/25(火)試合当日の配信時間は「16時から22時40分まで生配信予定」との回答がありました。現時点で「第8試合と第9試合(フルトンVS井上戦)の間のハーフタイムショー情報は無し」とのことでした。
・未確認情報ですが、フルトン選手の東京での練習場所は大橋ジム(井上選手所属)と関係の深い拳拳ジム(東京神楽坂)で練習していると思われます。帝拳ジムHPの現在の告知が「諸事情により当面の間、ジムの見学および練習生の方々による練習はお断りさせていただきます。何卒ご理解のほどお願い申しあげます。」となっております。
・7月22日の公式会見でフルトン陣営は「井上尚弥選手のバンテージ不正」指摘を行いました。もちろんそんな不正はありません。バンテージは拳、親指、手首を保護するために行います。通常両手で6分位ですが、井上選手は40分以上かけて行うようです。緊張をほぐし士気を高める意味合いもあります。尚バンテージによって試合時間が延びる(遅れる)ことはありません。
・7月24日前日計量が行われ、井上尚弥55.2kg, フルトン55.3kgで両者1回でのクリアになりました。また7月22日にフルトンサイドからクレームのあった「バンデージ問題」は両者北米方式(素手の上にガーゼを置いてからテーピングを巻く方法)を採用することで合意されました。
井上尚弥VSディパエン(2021年12月14日/両国国技館)
第一試合 Sフェザー級4回戦(4回終了で判定決着)
第二試合 フライ級4回戦(4回終了で判定決着)
第三試合 Sバンタム級8回戦(8回終了で判定決着)
第四試合 58.5kg契約8回戦(5回TKO)
第五試合 55.0kg契約8回戦(1回TKO)
第六試合 WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦(11回TKO)
第七試合 WBAスーパーIBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
○井上尚弥VS●アラン・ディパエン(タイ)⇒井上8回2分34秒TKO勝ち
この日は全7試合で井上尚弥選手の試合まで6試合ありました。実際井上選手のメインイベントが
始まったのは20時25分頃でした。
試合の流れの傾向として、KOやTKOが出ると次の試合もKO,TKOが続くことが結構あります。
井上選手は8回に左ボディから左フックでダウンを奪うと、井上が得意の左フックで後ろに吹き飛ばしたところでレフリーが試合を止めました。ディパイン選手は打たれても表情に出さないタイプだったので少し井上選手もやや手こずりましたが最後はきっちり仕留めてくれました。
いつ見ても井上選手のボディ攻撃は凄いです。スピード・威力共あって受けた相手は相当ダメージを受けてるように思います。
井上尚弥VSドネア(2022年6月7日/埼玉スーパーアリーナ)
第一試合 58.0kg契約4回戦(4回終了で判定決着)
第二試合 ウェルター級4回戦(4回終了で判定決着)
第三試合 Lフライ級6回戦(2回TKO)
第四試合 55.8kg契約8回戦(6回TKO)
第五試合 WBO-AP&日本Sバンタム級王座統一戦12回戦(12回終了で判定)
第六試合 日本&WBO-AP Sライト級タイトルマッチ10回戦(6回TKO)
第7試合 WBA・IBF・WBCバンタム級3団体統一戦
〇井上尚弥VS●ノニトドネア⇒井上選手が2回TKO勝ち
この日も7試合で井上選手の試合まで6試合ありました。井上選手の試合開始は21時20分頃でした。両国国技館での7試合より長くかかったのは、会場が埼玉スーパーアリーナで大きくなり、控室から入場するのにも両国より時間がかかったと思われます。
井上尚弥VSバトラー(2022年12月13日/有明アリーナ)
第一試合 Sバンタム級8回戦(2回TKO)
第二試合 58kg契約8回戦(2回TKO)
第三試合 55.5kg契約10回戦(8回TKO)
第四試合 OPBF東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ12回戦(11回TKO)
第五試合 WBOアジアパシフィックSライト級タイトルマッチ12回戦(8回TKO)
第六試合 世界バンタム級4団体統一戦12回戦
〇井上尚弥VSポール・バトラー⇒井上選手11R1分9秒KO勝ち
この日は全6試合で井上選手の試合まで5試合ありました。井上選手が登場したのは20時5分頃でした。両国国技館や埼玉スーパーアリーナの時より早かったのは「セミファイナルまでの試合数が1試合少なかったこと」と「全試合TKOでスピード決着していたから」と考えられます。
井上尚弥VSフルトン(2023年7月25日/有明アリーナ)
最新情報
7/14(金)チャンピオンのSフルトンの披露した公開練習は異例の2分30秒でした。
7月25日の試合内容
第一試合 東日本ミニマム級新人王4回戦(川上拳汰VS北野武郎)
第二試合 東日本新人王フェザー級4回戦(中村亮介VS山川健太)
第三試合 Sフライ級6回戦(梶谷有樹VS篠田将人)
第四試合 ライト級8回戦(今永虎雅VSヘビマラブ)
第五試合 58.5kg契約8回戦(岩下千紘VS高原裕之)
第六試合 54.0kg契約8回戦(武居由樹VSロニー・バルドナド)
第七試合 日本ユースLフライ級王座決定8回戦(坂間叶夢VS堀川龍)
第八試合 WBO世界フェザー級タイトルマッチ12回戦(ロベイシ・ラミレスVS清水聡)
第九試合 WBC・WBO世界Sバンタム級タイトルマッチ12回戦(スティーブン・フルトンVS井上尚弥)
では7月25日のフルトンVS井上の試合は何時に始まるのでしょうか?
【結論】
・井上選手の過去3試合の中では、2022年6月7日の埼玉スーパーアリーナ(対ドネア戦)が参考になりそうです。理由①全7試合と今回の全9試合に近いから、②井上選手の前座6試合は判定3試合、TKO3試合と判定とTKOがバランスよく配合されていたからです。
7月25日は全9試合で、井上選手の前座試合は合計8試合、「判定とTKO・KOが4試合ずつ」と予想して、試合数が埼玉より2試合多いので、試合時間が必然的に長くなると予想します。よって井上VSフルトンの開始時間も延びることになります。
埼玉スーパーアリーナでの試合開始時間は17時で井上選手の試合開始は21時20分頃でした。7/25より開始時間が約2時間早いため、井上選手とフルトン戦の開始時間は19時~19時30分頃を予想します。
【フルトンVS井上の開始時間シミュレーション】
ケース1
第六試合(ロニーバルドルドVS武居由樹)が17時頃開始予想。8回判定決着と予想。試合時間8ラウンド24分と休憩7分で31分、トータル試合時間は35分を予想。
第七試合(板間吐夢VS堀川龍の日本ユースライトフライ級タイトル戦)が17時35分頃開始予想。こち:らも8回判定決着と予想。試合時間8ラウンド24分と休憩7分で31分、トータル試合時間は35分予想
第八試合(ロベイシラミレスVS清水聡のWBO世界フェザー級タイトル戦)が18時10分頃開始予想。この試合は王者ラミレス勝利予想。ラミレスは一発のパンチはないがアマチュア王者(オリンピック金)らしく試合を有利に進め判定で勝利すると予想します。ただ清水選手はKO率が高くて(83%)パンチも硬いので清水選手が番狂わせを起こすチャンスは大いにあると思います。
試合は12ラウンドKO予想で36分、休憩11分、国家斉唱4分で51分、トータル試合時間は55分予想。(18時10分~19時5分)このあとインターバル休憩を10分想定(19時15分)
第九試合(フルトンVS井上戦)は両者入場で19時15分。この後選手紹介や国歌斉唱で19時30分試合開始予想。
まとめ
この記事では7月25日に実施されるS・フルトンVS井上尚弥選手のWBC・WBO世界Sバンタム級タイトルマッチの試合開始時間を予想してみました。
試合はNTTドコモ系列のlemino(レミノ)で無料独占配信されます。世紀の一戦を見逃さないように今のうちにlemino(レミノ)に登録しておきましょう。
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