2月の卓球世界選手権決勝で中国を苦しめた女子日本代表。日本代表の躍進として注目されたのがパリ五輪代表から外れた伊藤美誠選手です。
伊藤美誠さんに関してはオワコンとの声も聞かれるようになり彼女の今後の動向が注目されています。この記事で彼女をリサーチ、考察してみました。
伊藤選手の不調の理由その1(でん部を痛めた)
2023年から伊藤美誠選手は怪我に相当苦しめられました。臀部(でんぶ)の痛みによりMRI検査も行いましたが特に「左の骨の部分」が痛かったようです。
伊藤選手のコメントは以下の通りです。
「世界卓球(南ア)はケガしなければ楽しめる」「動いたら痛い」「痛めてしまうと練習もできない」
コメントを聞いていると痛々しいし、伊藤選手が可哀そうです。
2023年は本格的な練習もあまりできず、怪我を意識しながら試合に備えての練習が多かったようです。
伊藤選手の不調の理由その2(咳で肋骨が痛い)
2024年1月は咳がひどく「息を吸っても寝転んでも痛い」状態が続いていたようです。
実際疲労系の咳で炎症も起きていたようで、くしゃみをしても痛かったと報じられていました。
伊藤選手は1月の全日本選手権で6回戦敗退となりました。
スポーツ選手は、ひどい咳が長時間続くことで、疲労骨折が肋骨に起こるケースもあるとか。さらに女性は婦人系疾患でホルモンバランスの乱れ、骨密度が低くなり骨の組織がもろくなり骨折に
つながるケースもあるようです。
せきが出て止まらないというのは本当苦しいです。ましては寝ている最中にせきがでると寝られないし、余計疲れがたまってしまい伊藤選手は大変だったと思います。
伊藤選手の不調の理由その3(国内の有力選手にプレースタイルを研究される)
伊藤美誠選手は女子卓球のトップレベルの選手ですが、東京五輪後に国内の有力選手が伊藤選手をかなり研究していました。
伊藤選手はピッチの速さが特徴ですが、相手選手はそのペースを狂わそうと緩いボールを混ぜてきます。
本来の伊藤選手ならば試合中に修正する力をもっていますが、怪我や疲れの影響で対応に苦しむ場面もまま見られました。
またTリーグ等の国内大会、選考会や海外遠征とスケジュールが過密のため疲れがたまりやすく、なかなか本来の調子を取り戻せませんでした。
伊藤選手も「怪我してまでも出なければならない大会がいっぱいある」と発言していました。
聞いていてとてもお気の毒に感じました。
過密日程は他の選手も同じなのですが、怪我や本格的な練習がなかなかできなかったことも影響しているでしょう。
伊藤選手にとっては満身創痍で疲れもあり、厳しい闘いを強いられていたんだと思います。
伊藤美誠は引退するのか?
伊藤美誠さんは2021年の東京オリンピックで「女子シングルス銅メダル」と「混合ダブルスで金メダル」を獲得しました。
今年開催されるパリ五輪選考会前には「女子シングルスで初の金メダルを取って歴史に(名前を)残したい」と語っていました。残念ながらその目標はかなわないこととなってしまいました。
パリ五輪の補欠の選考は「5月か6月」に決まるようですが、伊藤選手は「将来を背負っていく選手が経験すべき」と消極的な姿勢を表明しています。
この伊藤選手のコメントから「伊藤選手は引退を考えているのかも?」と考えることもできます。
しかし「まだ現役にこだわりたい」「怪我さえ回復すればまだ出来る!」と思っているに違いありません。
釜山の世界選手権(2月)に続いてパリ五輪(7月)もリザーブで参加するのは、「伊藤選手はまだ受け入れられないのだろう」と思います。
「リザーブはちょっと・・」というのはプライドに加えて、闘志がまだ漲っているからだと思います。
よほど臀部や腰、咳の具合が長引いたり悪化しなければ選手であることにこだわり、引退しない(引退してほしくない)と思います。逆に言うと伊藤選手の引退は「怪我の状況次第」となりますね。
素人考えで「3か月か半年位臀部や腰のリハビリしながら体を休める」ことは難しいのでしょうか?
まとめ
この記事では卓球の「伊藤美誠はオワコンなのか?」に関して「臀部(でんぶ)」や「腰痛・咳」の状態や「引退の可能性」について考察してみました。
国内外のライバル選手が伊藤選手を研究してマークがきつくなるケースも増えていますが、それらもはねのけて強い伊藤美誠選手の復活を期待したいと思います。
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