ガーシーこと東谷義和容疑者が逮捕されて2日経過しました。逮捕容疑は暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉棄損などですが、裁判で実刑や、減刑、執行猶予になるか?の予想もヒートアップしています。
しかしその前に気になるのが「ガーシーの保釈が認められるのか?その場合の保釈金はいくらか?」です。この記事ではガーシーの保釈金がいくらになるのか、保釈金の相場、保釈金の最高額等に関してまとめてみました。
東谷義和(ガーシー)の保釈は認められるのか?
まず保釈の意味から考えます。
保釈とは「拘留されている被告人について住居限定や保証金の納付を条件として身柄の拘束を解く制度である。拘留の目的とは罪証の隠ぺいを防ぎ、公判や刑の執行への出頭を確実にすることである(Whikipedia)
次に起訴された後の拘留期間も気になります。
起訴後の拘留期間は原則2か月間ですが、証拠隠滅のおそれがある時は1ヶ月ごと更新されることになります。
ガーシーの保釈については見解が分かれているようです。「『逃亡の恐れがある』と見られて保釈が認められる可能性は少ない」とある一方でホリエモンこと堀江貴文さんは「ガーシーが保釈を認めれば20日で保釈」と発言されています。
認められるかどうか気になりますが、「わざわざドバイから帰国(強制送還)されたガーシーが保釈されて逃走するだろうか?」と私は思ってしまいます。私はホリエモンが言う20日間の期間はわかりませんが保釈は認められる気がします。
保釈の流れとしては、弁護士が裁判官に「適切な身元引受人がいること」と「本人が罪を認め反省していること」「被害者に謝罪文を書く」などによって証拠隠滅や逃亡する恐れがないことを主張することになります。
保釈が認められた場合の保釈金はいくらになるのか?
ガーシー(東谷義和)の保釈金はいくらになるのか?が一番気になるところですね。
保釈金の相場としては150万円~300万円位のようです。ただし事案によってケースバイケースで
被告人の属性によっては1億円を超えることもあります。
保釈金の金額は以下の項目を考慮して算定されます。
1 被告人の経済状況
2 罪の種類の違い
3 前科があるかどうか?
4 刑罰の重さ
ガーシーは高収入(オンラインサロンや国会議員での収入や本の印税等)と見なされ保釈金の金額は高めに設定されると思います。
「ガーシーの保釈の可能性は低い」と考える弁護士も保釈が認められる場合は相当高額になると予想しているようです。
気になる金額ですが500万円~数千万円ではないでしょうか?
保釈金は「ガーシーの経済状況」「暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)」「前科はない」「暴力行為等処罰法違反の刑罰は懲役3年以下の懲役または30万円以下の罰金」等から金額が決まると想定されます。
保釈金が高くなると予想するのはガーシーの年収が高いからです。
ガーシーの収入の柱は「GASYLE(ガシル)」などのオンラインサロン」「国会議員報酬」「書籍の印税」等です。
・「GASYLE(ガシル)」は最も活況の時、月間会員料3980円で会員数3万人以上で月収1.2億円
・国会議員の時には月収229万円にボーナス年間600万円
・書籍は「死なばもろとも(2022年8月出版)」ですが、販売部数は10万部を突破していることをガーシー本人が表明しています。印税率10%として1650万円となります。
これらの収入から考えるとガーシーの年収は10億円を遥に超えます。ただし3月15日に国会議員を除名され、オンラインサロン「GASYLE」も4月から長期メンテナンス中なので現在収入は激減していると思われます。
保釈金の最高額はいくら?
ズバリ20億円です。これは2001年頃からの「牛肉偽装事件」で逮捕された「ハンナン」グループ会長の浅田満氏が2004年保釈金として支払いました。浅田元会長は詐欺罪などに問われ懲役6年8か月の実刑となったケースです。
当時BSE(狂牛病)対策として行われた国産牛肉買取り事業を悪用し、詐欺や補助金を不正受給の罪を問われた事件でした。
いやあ20億円という金額にも驚きますが、20億円をポンと支払うという行為にはもっと驚きます。お金を持っている人は持ってるんですね~
過去の主な高額保釈金の事例
過去の主な高額保釈金(2億円以上)の事例は以下のようになります。
・浅田満(ハンナン牛肉偽装事件)20億円
・カルロス・ゴーン(日産会長特別背任罪)15億円
・末野謙一(住専をめぐる資産隠し事件)15億円
・水野健(茨城カントリークラブ事件)10億円
・小谷光浩(蛇の目ミシン工業恐喝事件)8億円
・許永中(イトマン事件)6億円
・村上世彰(ニッポン放送株インサイダー事件)5億円
・堀江貴文(ライブドア事件)3億円
・金丸信(巨額脱税事件)3億円
・青木拡憲(五輪汚職事件)3億円
・田中角栄(ロッキード事件)2億円
・角川歴彦(五輪汚職事件)2億円
他にも2億円以上保釈金を払った人はいますが、やはり20億円は別格ですね。カルロスゴーン氏の保釈金15億円は没収されています。
ホリエモンの堀江貴文さんの3億円も目立っていますね。最近の高額保釈金の事例では東京五輪の汚職事件の青木氏(AOKI創業者)の3億円、角川氏(KADOKAWA前会長)は記憶に新しいところです。
まとめ
この記事では東谷義和(ガーシー)の保釈になる可能性や保釈金額に関して独自に考察してみました。ガーシー逮捕からまだ3日なので今後の展開は不確定要素が多くなかなか見通せません。
今後のガーシーの取り調べ動向やニュースが注目されます。
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