京都アニメーションほーか事件で殺人罪等に問われた青葉真司被告の裁判員裁判の第四回公判が京都地裁で開かれました。
公判で青葉被告が語っていたのは自身が小説を書いていたころ、京アニの女性監督に抱いた恋愛感情でした。この記事では京アニ女性監督は誰なのか?その経歴、作品などを調べてみました。
青葉真司被告がラブ感情を抱いた京アニ女性監督はだれ?
京アニの女性監督は山田尚子さんと思われます。
山田尚子さんは2004年に京都アニメーションにアニメーターとして入社しています。
青葉真司被告が小説を書くきっかけは「涼宮ハルヒの憂鬱(2006年)」とのことですが、山田尚子さんは同作品の原画を担当していました。
2006年頃から青葉被告は女性監督(山田尚子さん)に「恋心」も抱くようになり、2016年「京アニ大賞」に長短2作品を応募しました。青葉被告は自分の作品を彼女に「託す」つもりでコンクールに応募したと語っています。
同時に青葉被告は山田監督に「恋愛感情がありラブだった」と語っているので恋心を一方的に募らせてお互い恋愛感情にあると妄想を膨らませていたようです。
また青葉被告の話として「匿名掲示板で(山田監督と)やりとりをする中で関係が悪化し「レイプ魔と言われた。」と勝手に思い込み心に痛手を負ったようです。
さらに応募作戦は落選したため、「京アニに自分のアイデアを盗用された」ことと山田尚子さんへの恨みが募ったのではないかと予想されます。

京アニ放火事件発生時の女性監督は?
女性監督(山田尚子さん)の作品「たまこまーけっと」や「たまこラブストーリー」の作品の中で流れる音楽を担当していた制作会社のプロデューサー山口優さんがツイッターで「山田尚子監督、連絡とれました。無事だそうです」ツイートがあり難を逃れたことが確認されました。
さらにアニメーターの中川淳氏は「当日山田監督は休暇中だった」とツイートしたそうです。しかし現在このツイートは削除されその休暇中だったかどうかは確認されていません。
いずれにせよ、山田尚子監督は無事だったようで本当に良かったです。
京アニ女性監督の経歴
以下が青葉真司被告が「ラブだった」と想いを寄せていたと思しき女性監督の経歴です。
名前:山田尚子
生年月日:1984年11月28日(38歳)
出生地:京都
大学:京都造形芸術大学 美術工芸学科卒業
京都アニメーション入社は2004年です。
京都アニメーションでの作品の関わりは次の通りです。
2005年 「Air」の原画を担当
2007年 「CLANNAD-クラナド-」の8話等から演出補佐を経て、17話で演出デビュー
2009年 「けいおん!」の監督
2011年 「映画けいおん!」で映画初監督
(全国130館規模で公開され、興行収入19億円)
2013年 京アニのオリジナルのTVアニメ「たまこまーけっと」監督
2014年 長編映画「たまこラブストーリー」監督
2015年テレビシリーズ「響け!ユーフォ二アム」でシリーズ演出
2016年 長編映画「聲の形」監督
(全国120館公開で、興行収入23億円)
2018年 「響け!ユーフォニアム」の新作アニメーション映画「リズと青い鳥」監督
2019年7月18日 京都アニメーション放火●人事件は無事で難を逃れました。
2021年 京都アニメーション退社
山田監督は「けいおん」の監督だったのは若干25歳の時です。手掛けた映画作品はいずれもヒットしています。山田監督は「繊細な心情描写」に特徴があり、登場人物の内面を「表情や仕草や周囲の風景描写」でも語らせる演出は高い評価を得ています。
ヒット作や賞の受賞も多く日本アニメ界のトップの1人に間違いありませんね。事件でも無事で本当によかったです。
京アニ退社後の女性監督
2021年 サイエンスSARUに入社
2022年1月 テレビシリーズ「平家物語」監督で放送開始
2024年、長編映画「きみの色」公開予定
山田尚子さんは京アニ退職後も精力的に活躍されていますね。長編アニメ映画の「きみの色」は当初2023年秋公開(配給:東宝)とされていましたが、2023年8月に来年への延期が発表されました。
「きみの色」は吉田玲子脚本で「感情の色が見える少女の青春物語」とのことです。来年の公開が待ち遠しいです。
まとめ
この記事では京都アニメーション放火●人事件の青葉真司容疑者が「ラブ」感情を寄せていた「京アニ女性監督は誰か?」「事件当日大丈夫だったのか?」「経歴と京アニでの監督作品」「現在の活動状況」等をまとめてみました。
この女性監督は「山田尚子」さんと思われますが、来年公開予定作品「きみの色」も大いに期待されています。事件は大変痛ましい事件でしたが、山田尚子さんの今後の活躍を注目してゆきたいと考えます。
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